1. ビタミンD
● 役割
• 骨の健康を維持(カルシウムとリンの吸収を促進)
• 免疫機能の調整(風邪やインフルエンザの予防)
• うつ症状や気分障害の軽減にも関与
● 不足しやすい理由
• 日光にあたる時間が短い(特に冬や都市部の生活)
• 高緯度地域では紫外線量が不足
• 加齢に伴い皮膚でのビタミンD合成能力が低下
● 主な食品と1日の目安摂取量(成人:10〜20μg)
• サーモン(100g):約25μg
• サバ(100g):約12μg
• マイタケ(100g):約3.9μg
• 卵黄(1個):約0.7μg
● 補給方法
• 日光浴:1日15~30分の直射日光
• 食品:週に2~3回魚料理を取り入れる
• サプリメント:医師に相談のうえ、適切な量を摂取
● 具体的なレシピ例
鮭のホイル焼き(1人分)
• 鮭の切り身 1枚(約100g)
• マイタケ 50g
• 玉ねぎ 1/4個
• 塩、胡椒、レモン汁 少々
作り方
1. アルミホイルに鮭、マイタケ、玉ねぎをのせる。
2. 塩、胡椒、レモン汁をふりかけて包む。
3. 180℃のオーブンで20分焼く。
2. 鉄分
● 役割
• ヘモグロビンの構成成分(体内の酸素運搬をサポート)
• エネルギー代謝に関与
• 貧血予防、集中力や疲労回復に影響
● 不足しやすい理由
• 女性は月経での鉄の損失が多い
• 植物性食品に含まれる非ヘム鉄は吸収率が低い
• 肉をあまり食べない人やベジタリアンは不足しやすい
● 主な食品と1日の目安摂取量(成人女性:10.5mg、男性:7.5mg)
• 牛レバー(100g):約10mg
• あさり(100g):約3.8mg
• ほうれん草(100g):約2.7mg
• 納豆(1パック):約1.7mg
● 補給方法
• **動物性食品(ヘム鉄)**を優先的に摂取
• ビタミンCを同時に摂る(吸収率を高める)
• サプリメントを活用(過剰摂取に注意)
● 具体的なレシピ例
ほうれん草とあさりのガーリックバター炒め
• ほうれん草 100g
• あさり 200g
• にんにく 1片
• バター 10g
• レモン汁 少々
作り方
1. あさりを砂抜きする。
2. フライパンでバターとにんにくを炒め、あさりを加える。
3. ほうれん草を加えて炒め、レモン汁をふる。
3. ビタミンB群(B1、B6、B12)
• 役割
• 神経機能の維持(脳や神経系の健康に重要)
• 疲労回復やストレス軽減に寄与
● 不足しやすい理由
• 加工食品や糖質中心の食生活では消費量が増加
• アルコールの摂取により消耗
● 主な食品と1日の目安摂取量
ビタミン 主な食品 1日の目安摂取量
B1 豚肉(100g):0.9mg 1.2mg
B6 鶏ささみ(100g):0.5mg 1.4mg
B12 サバ(100g):7.2μg 2.4μg
● 補給方法
• 豚肉、魚介類、卵、乳製品をバランスよく摂取
• サプリメントは総合ビタミン剤を活用
● 具体的なレシピ例
豚肉と野菜の生姜焼き
• 豚ロース肉 100g
• 玉ねぎ 1/2個
• 生姜 1片
• 醤油、みりん 各大さじ1
作り方
1. 豚肉に生姜をすりおろして下味をつける。
2. 玉ねぎと一緒に炒め、調味料で味付け。
4. カルシウム
● 役割
• 骨や歯の形成
• 筋肉収縮や神経伝達を調整
• 血圧の調整にも寄与
● 不足しやすい理由
• 牛乳や乳製品を避ける人が増加
• 加齢に伴い吸収率が低下
● 主な食品と1日の目安摂取量(成人:650mg)
• 牛乳(200ml):約220mg
• ヨーグルト(100g):約120mg
• 小松菜(100g):約170mg
• しらす干し(20g):約100mg
● 補給方法
• 乳製品を毎日摂取
• ビタミンDと一緒に摂取して吸収率を高める
● 具体的なレシピ例
小松菜としらすのおひたし
• 小松菜 100g
• しらす 20g
• 醤油 少々
作り方
1. 小松菜を茹でてしらすを混ぜる。
2. 醤油をかけて和える。